He covets fame and wealth.
彼は名声や富をむやみ欲しがる。
英検1級のキクタンで出てきた例文だ。
勉強してる時は、ただ漠然とそういう人いるよなぁとか
もちろん、これは自分のことだとかは全く思ってなかったんだけど、
私もめちゃくちゃ名声と富欲しがる人だって思った瞬間がありました。
私結構欲深いわ、罪深いわ、、、ってショックでしたよ。本当に。
急にいつそんな風に思ったかというと
Yesterdayという映画を見ているときでした。

ジャックも好きだけど、エル演じるリリージェームズが大好き♡
主人公はジャックというなかなか売れないシンガーソングライター。
ある日世界全体で原因不明の停電が起こると、
世界が変わっていた。
そう、誰もビートルズというバンドを知らない、ビートルズが存在しない世界。知っているのはジャックだけ。
そしてジャックには、ビートルズの曲を使ったら有名になれるかもしれないという考えが浮かんでしまいます。
予想通り、ビートルズの曲を使ってジャックはだんだんと有名なり、
アメリカの大手ミュージックレーベルで大々的にアルバムを発売するというところまで行きます。そしてジャックがアメリカに飛び立つ前、音楽を始めてた時からずっと支え、何よりもジャックの最高のファンでいてくれたエリーに、好きだったことを告白される。
そして、アメリカに行くか、私と一緒にいるか選択を求められる。
え、なんでそんな残酷な要求するの?と思いました。
ジャックもエリーが大好きなのバレバレだし、幸せになってほしい、
でも、こんな世界的に有名になるチャンス逃すなんて勿体無さすぎるし、
あー飛行機逃しちゃう
って思っちゃったんですよね。
それで、ごめんって言いながらカフェを出て飛行場に向かうジャックに
ホッとしてしまった。
それでアメリカでの大々的すぎるマーケティング戦略のプレゼンと、
お金のことばかりしか考えていないスタッフや関係者に、
呆れるというか呆然とするジャック。
私も次第に、
人を商品にしてお金儲けして、
そのお金で大豪邸買うことに幸せを感じるのか?
確かに富と名声欲しくないって言ったら嘘になる。
豊かに生きるためにそれなりのお金は欲しいし、
ある分野で突出した人間になりたいとも思う。
でもそのお金を稼ぐ手段が誰かの役に立ってないと
満足しないと思う。
まぁダラダラと話しちゃったけれど、
ただ何にも考えずにお金に支配されていると、
幸せは逃しちゃうかもしれないと
気づかせてくれる映画だった。
お金は本当に少し余るくらいでいいんだ。
トマピケティの資本論の映画でも言ってたけど、
お金を持ちすぎると、人はそれが自分の実力だと思い込み
謙虚さを失うんだと。
これからは資本主義に対して懐疑的な人がたくさん出てくるだろうと思う。
私もその1人だと思う。
社会主義、資本主義、そしてその次に新しく出てくるイデオロギーは何だろう、、、。